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医療費は貯蓄で備える!わが家が医療保険を解約した理由と入院時にかかる費用をシュミレーション

医療保険の家計への負担が大きいので減らしたい…

医療費は「保険で備える」のと「貯蓄で備える」どっちがいい?

そもそも入院したらどのくらいの費用がかかるのか知りたい!


こういった疑問に答えます。

この記事でわかること
  • 医療保険にかける金額は全国平均どのくらい?
  • 医療費は「貯蓄」で備える!わが家が年間5万円の医療保険を解約した理由
  • 実際に入院にかかる費用をシュミレーションしてみた


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毎月の医療保険、いくらかけていますか?

もしかしたらその医療保険、不要かもしれません。

毎月高い医療保険を払っている人は、必見です!


医療保険にかける金額は平均どのくらい?

医療保険にどのくらい払ってる?全国平均のデータ

みなさんは医療保険、毎月いくら払っていますか?

生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和元年度)の調査によると、年間の平均保険料は196,000円だそうです。

月額にすると、約16,000円です。

この金額は医療保険だけではなく、死亡保険や個人年金保険料も含めたもの

わが家は医療保険に月4,000円、年間約5万円払ってた

参考までに、わが家で加入していた医療保険はこんな感じでした。

夫(死亡保険含む)2,500円(1ヶ月)
1,600円(1ヶ月)

二人で月額4,100円、1年で49,200

仮にふたりとも90歳までかけるとすると…

49,200円×60年=2,952,000円

こうやってみると、なかなかの額です。。

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医療費は「貯蓄」で備える!わが家が年間5万円の医療保険を解約した理由

わが家は医療保険を解約しました。

なぜかというと、医療保険は割高な場合が多く、なるかわからない病気のために払い続けるよりは、「貯蓄」で備えた方が良いと思ったからです。

というのも、日本の保険は世界最強。そもそも入っている公的医療保険でも手厚い保証を受けられます。

また、「高額療養費制度」を利用すれば、医療費はそこまで負担にならないと思ったからです。

高額療養費制度とは?…簡単にいうと、仮に医療費が100万円かかったとしても、自己負担額は月に約8万〜9万円ですむ、という国の制度

高額療養費制度についてはこちらの記事にまとめてあります。知らないと損する国の制度です!

ということで、年間5万円払っていた医療保険を解約し、貯蓄で備えることにしました。

解約後は、予防医療(年に一度は健康診断、ピロリ菌検査、子宮がん検診など)にお金をかけるようにしています。

また、食事や運動などに気をつけて、健康的な生活を送るよう心がけています。

実際に入院にかかる費用をシュミレーションしてみた

そもそも、病気やケガで入院したらどのくらいの費用がかかるの?

と思う人もいると思います。

ということで、次から入院にかかる費用を計算してみたいと思います!

そもそも入院にかかる費用にはこんなものがある

そもそも、病気やケガで入院した際にかかる費用には、次のようなものがあります。

①公的医療保険適用で3割負担でOKなものと、②全額自己負担になるものの2つに分けられます。

3割負担でOK
  • 治療費(検査、投薬、注射、点滴、手術、リハビリ代など)
  • 入院基本料(1日ごとにかかる)
全額自己負担
  • 食事代(1食460円)
  • 差額ベッド代(4人以下の部屋で必要)
  • 日用品
  • 交通費
  • 先進医療費(公的医療保険対象外の治療でかかる)
  • 家族のサポート費用(小さい子供を預ける場合など)

データだと入院時の自己負担額は20.8万円

入院時の費用について、こんなデータがありました。

病気の種類や入院日数などを無視して、入院した人が最終的に負担した金額は、平均で20.8万円

これは、先ほどの「高額療養費制度」を利用した人も含まれています。

出典:公益財団法人 生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」

うちは夫婦あわせて年間5万円の医療保険を払っていたので、これだと4年に一度どちらかが入院しないと元が取れない計算に!

仮に胃がんになったら…自己負担額を計算!

先ほどのデータだと具体性に欠けるので、仮に胃がんになったら…で自己負担額を計算してみたいと思います!

入院費用・相場シュミレーションというサイトをみると、病気別の平均入院日数や、自己負担額の相場がわかるので便利です!

参照元:価格.COM「入院費用・相場シュミレーション」

このサイトによると、胃がんになった場合の自己負担額は、87,100円。(高額療養費制度適用)

ただし、この87,100円の中には、食事代や差額ベッド代、交通費、日用品などの保険適用外になるものは含まれていません。

これらは全額自己負担になるので、87,100円にこれらの金額を足していきます。

ここでは日用品や交通費は考えないものとし、おもな出費である「食事代」と「差額ベッド代」のみ足していきます。

食事代

食事代は原則全国一律で1食460円、1日3食で1,380円。

胃がんの平均在院期間の19.3日なので、その間かかる食事代は26,634円です。

差額ベッド代

差額ベッド代は、4人以下の部屋に入院する場合に必要になります。

こちらも胃がんになった場合で計算すると、4人部屋利用で差額ベッド代は47,092円です。

ちなみにですが、差額ベッド代がかかるのは次の条件を満たす部屋を利用する場合です。

細かいので興味のある人のみどうぞ(笑)

・病室の病床数は4床以下であること。

・病室の面積は1人当たり6.4平方メートル以上であること。

・病床ごとのプライバシーの確保を図るための設備を備えていること。

・少なくとも「個人用の私物の収納設備」「個人用の照明」「小机等及び椅子」を有すること。

また、人数によっても金額が変わります。差額ベット代の1日平均金額はこちら。

1人部屋7,837円
2人部屋3,119円
3人部屋2,798円
4人部屋2,440円
参照元:厚生労働省 平成30年11月「中央社会保険医療協議会 総会(第401回)主な選定療養に係る報告状況」

まとめるとこうなる

以上をまとめると、胃がんになった場合の自己負担額はこうなりました。

胃がんで19.3日入院した場合にかかる費用

自己負担額は合計160,826円(+その他)という結果に。

これに、高額療養費制度の適用外の日用品や交通費などを入れると、だいたい20万円〜になりそうです。

あくまで素人計算ですが、入院時の自己負担額が平均20.8万円というデータと比較しても、それほどかけ離れてはいないと思います。

これなら貯蓄でカバーできそうという人もいるのではないでしょうか。

病気別の平均在院日数

他の病気だと、どのくらいの期間入院するの?

入院日数が長くなるにつれて、食事代や差額ベッド代などの負担も増えていくので心配ですよね。

気になったので、病気別の平均在院日数についても調べてみました。

出典:公益財団法人 生命保険文化センター「傷病別・年齢階級別平均在院日数」

一番長いのは統合失調症で、531.8日。

全体の入院平均日数こそ29.3日ですが、一部の病気をのぞいてそれほど長くならないなという印象を受けました。

しかも、近年は入院日数は短縮傾向にあるのだとか!

まとめ

  • わが家の場合、夫婦ふたりで年間約5万円払っていた
  • 入院にかかる費用の平均は20.8万円
  • 医療保険を払い続けるより、解約してその分貯蓄で備えた方がいいと判断!

今回は医療保険についてでした。

うちは解約しましたが、もちろん医療保険に入っていた方が安心!という人もいると思います。

万能っぽくみえる高額療養費制度も、あくまで1ヶ月の限度額なので、月をまたいで高額の治療費がかかった場合はそれぞれ月の限度額までの支払いがあるなど、注意点もあります。

医療保険の解約はあくまで個人の考えです。慎重にご判断ください!

とはいえ、医療保険が不要な人や、保険内容を見直しが必要な人は多いと思います。

医療保険だけではなく、通信費や光熱費の見直しなど、固定費削減の方法については、こちらの本がオススメです。

100万部以上売れている、お金の本です。

保険をかけるべきところと、そうでないところの考え方もとても参考になります。

毎月高額の医療保険を払っている人は、ぜひ一度見直ししてみてくだい!

以上、この記事が固定費削減のきっかけになればうれしいです。